英語のネイティブ、もしくはコラムニスト・小説家など英語で書くことを仕事にしている人でも、great, task, makeなど使いすぎてしまう単語があり、文章の中で過剰に使われていないかレビューしたり、言い換える単語を検討しています。語彙が限定される日本語人は余計に同じ単語を意識せずに使いすぎてしまうリスクが高いです。
ビジネス英語では相手に意図が通じれば十分ですが、時として同じ単語を過剰に使うことで意図が通じないという結果になることがあります。たとえば、Businessという単語を会社という意味で使ったり、専門領域・担当領域という意味でつかったりと2つの使い方を文章の中でした結果、非常にわかりにくい文章になってしまいます。
では、どの単語を維持して、どの単語を代替する言葉に切り替えるべきか考える必要があり、文章をドラフトした後に同じ単語が頻出していないか、頻出している場合2つ以上の意味で使っていないかなどを文章を読み上げることで確認することができます。
そんな時間や手間はかけれないという場合は、Writing Aidのツールが単語をカウントして使いすぎな単語を指摘してくれます。このブログでは何回かPro Writing Aidを紹介しています。
読み上げやツールを使ったレビューを毎回行えればいいのですが、e-mailを書くたびに行うほどの余裕はない場合が多いと思います。そこで、過剰に使用してしまう20の単語とその言いかえをカテゴリーごとに紹介します。
ビジネス英語で過剰に利用してしまう単語
ビジネス・仕事に関する過剰利用ワード
海外との仕事をしていると毎日多くのe-mailを書くことになると思います。結果として、同じような単語が頻出してしまうということが起こりがちです。特に、SystemやServiceは和製英語と意味が違うこともあり、言い換えと一緒に記憶しておくとSystemを情報システムやServiceを無料という意味で利用することを防ぐことができます。
過剰に使いやすい単語 | 言い換えの単語 |
---|---|
Work | Business, Profession, Job, Task |
System | Policy, Arrangement |
Business | Profession, Company, Trade |
Company | Partnership, Group, Organization |
Service | Assistance, Cooperation |
Experience | Background, Knowledge, Skill |
Support | Help, Assistance |
Customer | Consumer, Client, Buyer |
Product | Stock, Goods |
Research | Analysis, Experimentation |
指示・依頼の時に過剰利用を避けるべき単語
Use, Haveといった一般動詞は便利ですし、語彙の少ない私はどうしても過剰に利用してしまいます。普段のコミュニケーションであればあえて気にしないようにしていますが、同僚やチームに依頼や指示をする際にはより特定できる単語に言い換えるようにすることで、読みやすくわかりやすい文章となります。
過剰に使いやすい単語 | 言い換えの単語 |
---|---|
Use | Practice, Apply |
Make | Initiate, Perform, Execute |
Need | Require, Demand |
Be | Happen, Signify |
Get | Accept, Receive |
Provide | Give, Present, Equip |
Help | Support, Assistance |
Give | Furnish, Grant, Deliver |
Take | Use, Practice, Exercise |
Go | Move, Proceed, Progress |
例えば、おむつを配ってくださいという指示を書くには、直接目の前に人に渡すのであればPlease give a diaper to trial customerで良いですが、配送をする場合はPlease deliver a diaper to trial customerと書いた方が具体的に伝わります。Giveでも通じますが、より具体的ですし、同じ文章でGiveは何度も出てくると思うので、具体的に書ける部分は具体化した方が理解しやすいです。
ツールを利用して言い換える
プロジェクトのガイドライン、作業指示、社内のWIKIなどを書く場合には、時間も十分あると思いますのでレビューするツールを利用することをおすすめします。ネイティブレビューにかける文章だったとしても、まずツールで精度を上げておくとレビューアーとの意思疎通の齟齬で正しい英語になっていないということもおこります。以下のエントリーを参照してみてください。