仕事ができる人の特徴:グローバルのリーダーが避けている悪い習慣

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仕事ができる人の特徴は年齢・環境・業界によって求められる資質が違いますよね。ただし、仕事ができる人、成功する人は、必ず良い習慣を持っていることがわかっています。グローバルで活躍するリーダーやコーチの書籍から自分らしい習慣の作り方を紹介します。

 

 

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仕事ができる人とは、どんな人なのか?

ネットで検索すると、ITやスタートアップの人がライフハックとして書いているものが多いので、メールをすぐ返すなどレスポンスを早い、マルチタスクをする、情報感度が高いなど、スピードが求められるテクニックが紹介されていることが多いようです。

海外にもハイパフォーマーについての情報は多いのですが、Effective Communicationなどざっくりと概念的にとまとめられていることが多く、抽象的で実用的でないという批判やレビューも多いですね。そこで、リーダーシップのトレーニングでは、リーダーシップはスキルなので学べる。したがって、自分の悪い習慣をリストアップして、意識をすることでなくしていくという方法がとられます。どういう方法なのか少し具体化してみます。

 

悪い習慣をなくしていく

リーダーシップの理論というのが変遷してきたように、良いリーダー像も業界や時代によって変化します。ただし、共通しているのは自分なりの習慣を持っていてることです。ここで重要なのは、「自分なり」ということです。勉強法、ダイエットなどと同じで、自分に合った方法や習慣を作る必要があります。

 

ところで習慣化のために必要な時間は、どの程度だと思いますか?3週間、8週間から1年以上まで多くの研究がありますが、努力と時間が必要ということは明確です。リーダーを目指す人はある程度自分のやり方が決まっているとともに、自分のやり方や経験に強い自信を持っています。それは良いことでだけど、自分のやり方に固執した結果、他の人に対して狭量になりやすいということでもあります。人のアドバイスを受け入れるスキルは成功体験が強ければ強いほど、受け入れるのは難しくなってしまいます。悪い習慣を認識して直していくという体験を通して、問題点を理解して認める、アドバイスを受け入れいるスキルを手に入れることができます。

 

必ずなおすべき8つの悪い習慣

 

1.他人を低く見積る

優秀な人ほど起こりがちな習慣です。上司や同僚のスキルや経験を低く見積もって冷笑したり、馬鹿にしたり、仕事を任せないという悪い習慣。経理の連中は伝票処理しているだけだからと営業が言っているなんてことはよくありますよね。会社の中では、それぞれ役割を持って仕事をしています。自分にとって重要でない、価値が低いと思っていることであったとしても、会社は違う価値観で見ているかもしれません。さらに、馬鹿にしたような態度をとれば、出世も昇給も遅れます。

 

2.同じミスを2回以上する

同じミスを2回以上繰り返すことを悪い習慣だと言うグローバルのリーダーは多いです。ミスというと大きなお話を想像するかもしれませんが、スタートアップの創業を2回続けて失敗する方もいますが、大きな失敗のことをミスとは言いません。大きな失敗は理由やレッスンから学びやすい。一方で、小さなミスは、気付きにくく、対応せずに放置した結果、なんどもなんども同じ問題を起こす結果、長期的に大きな損失になります。

 

3.自分の伝えたいことを言う

話し上手は聞き上手という言葉もあります。話を聞く2人で会話しているのであれば難しくなくても、全社員の話をする場合、チーム会で話をする場合、聞き上手は難しいです。自分の言いたいことを言うのではなく、ポジティブな会話のやり取りを起こすために、聞き手に考えてもらうためには、どのように伝えるべきなのか考えてコミュニケーションすることを習慣にします。

 

4.建設的な提案を聞かない

他人を低く見積もるに共通することですが、批判に感情的に反応して、その場でやり込めることに集中してしますことがあるの方もいるのでは。建設的な提案については、それが自分が考えていることと違えば違うほど、新たな知識を得る機会になると考えて一旦耳を傾けようという習慣です。

 

5.全てやろうとする

能力のある人は一度に考えやれることが多い傾向にあります。しかし、部下や同僚が必ずしもそうであるとは限りません。結果、周りからなにをすれば良いのかわからないという評価をもらうことがあります。そのために、自分では明らさまなことだったとしても、タスクに分解して優先順位をつける習慣をつくります。

 

6.制限を受け止める

ある課題を解決するためにこれをやれば正解するのに、わかっていても規制やルールが邪魔をして進められないことってありますよね。その時に、環境に文句を言うのではなく、なぜできないか、どうすればできるかだけに集中する習慣を作ることで、モチベーションやビジョンに向けて前進することができます。

7.相談役になってしまう

最初は主導的に動いていても、人に任せるという言葉を無闇に重視して、動く人へアドバイスをするだけの人になってしまうことがあります。コーチングやメンターというのは必要なスキルですが、自分のやりたいことに向けて動いていくことを忘れないという習慣です。人に任せて、任せた人がなにも言ってこなければ放置するのではなく、自分でアドバリューできないか、リードできないか動きましょう。

 

8.評価を与えることを忘れる

プロジェクトをリードしていると、ひとつのプロジェクトが終わったとしても連鎖的に次々と別の機会が与えられることがあります。結果、忘れがちなのが評価を与えるという作業です。努力が報われた場合、人に評価されたいと思うのは共有ですよね。チーム会、全社ミーティング、取締役会、報償制度などどのような機会を使っても構わないので、人の前で評価をするという機会を設ける習慣になります。

 

 

まとめ

今回紹介した8つの悪い習慣は、実は多くの人が持っているものです。これ以外にも悪い習慣と自分で認識して直していくことが重要です。ただし、習慣の変化には、長い時間と努力が必要、仕事のできない人の特徴でもある「同じ間違いを2回以上起こす」ということが、悪い習慣を直す時にも起こりがちです。

 

私は、悪い習慣と自分で意識したものを整理するようにすすめられました。悪い習慣をなくすことで、どのようなインパクトを組織や同僚にあたえるのか計算してみましょう。悪い習慣のために必要になる時間、イラっとすることで気分転換に必要な酒代、失う・失ってしまった仕事や機会・・・数値はなんでもかまいません。インパクトを理解すると、悪い習慣がなくなった場合を想像することで、努力を続けることができます。

 

海外だと、同じポジションやチームで悪い習慣を共有して、応援しあうという方法をとられることがあります。ただ、日本の職場環境だとなかなか難しいですよね。私は、大学院のクラスメイトや、昔の同僚など3人程度と共有する場を設けてます。利害関係がないと正直になれますから。自分なりの方法を見つけてみてください。