YouTube上には英語を学ぶ人に向けた動画が大量に掲載されていて、授業を録画したもの、スラングや略語など生きた英語を紹介する動画、TOEFLのスピーキング・セクションに特化したものなど様々な種類があります。
問題は大量の動画の中から本当に価値のある動画あるもの、チャネルを視聴していけば系統だった学習ができるというコンテンツを探すのは難しいです。ネイティブが英語学習向けに制作しているYouTubeチャネルの中から、おすすめのチャネルを紹介します。
紹介するチャネルは、ビジネス英語、英会話の独学用コンテンツ、英語を学ぶ人向けに作られたニュース動画、これだけ見ておけば仕事でもプライベートでも困らないレベルの英語を学べます。
Business English Pod – Learn Business English
チャンネル登録者数 164,641 人
観光や友達関係ではなく、ビジネスミーティング、プレゼンテーションなどビジネスで使われる英会話にフォーカスした動画チャネルです。
英語で同僚に挨拶するといったベーシックな内容は当然カバーされていますが、このビジネス特化したチャネルは、サプライチェーン(物流)に関わる単語やフレーズ、ファイナンスに関するフレーズ、テクノロジーに関わるフレーズ、CRMに関するマーケティング系のフレーズなど、職種に特化した内容の動画も用意されています。ビジネス英語の教材はこれだけでも十分かもしれないという程度に充実しています。
Speak English With Misterduncan
チャネル登録者数:644,407 人
BBCなどの巨大メディアが運営する以外の英語学習チャネルとして人気のあるチャネルのひとつです。2006年にスタートして、毎週2−3本1時間以上の動画がアップロードされるというボリュームを誇ります。
毎週Misterduncanの話を聞いておくだけでもかなりのボキャブラリー、リスニング、文法や欧米の文化をマスターできます。結構なボリュームがあるので、まずは2010年ごろに収録された1本10分程度のベーシックな英語レッスンを見ていくと、Misterduncanのジョークを楽しみながら学んでいきましょう。Introductionから始まり、Health & Exerciseに関わる英語、StressやWorryに関わる英語などテーマごとの動画を見ていくことで、かしこまった文法よりも生きた英語で学べます。
Learn English with EnglishClass101.com
チャネル登録者数:1,458,962人
英会話を独学で学ぶ人に学習のファストトラックとして、できるだけ速く英語を話せるようになるようにというコンセプトで始まったチャネルです。動画集というよりも英会話学習のプログラムとして成立する量を誇ります。
文法を紹介する動画、3分動画で場面別のフレーズを学ぶ動画、英会話学習についての質問に答えていく動画、イギリス・アメリカの文化を紹介する動画、独学の人向けに簡単なテストをまとめたものなどレベルに合わせて動画が用意されています。30分で学ぶ文法、3分で学ぶ英語などからスタートするのが入りやすいと思います。
VOA Learning English
チャンネル登録者数 662,463 人
このチャネルはここまでに紹介した英会話のレッスンを意図した動画チャネルと違い、ニュースを紹介する動画を英語字幕入り・ゆっくりとした英語で話している動画が掲載されているチャネルです。海外でニュースになっていることを知ることは、実際の英会話でのヒアリングを助けてくれます。
たとえば、アメリカ人の同僚とミーティング前に少し会話という場面で、最近話題になっているニュースを同僚が会話で触れることがあります。その時、そのトピックや関係する人の名前を知っていると、ヒアリングしている時に知らない単語や名前で思考停止になることを避けられます。聞いたことのない単語がでてきてパニックになることを避けられます。
他のチャネルと同じような英会話学習動画もレベル1・レベル2と用意されていますが、英語学習よりもニュースを見るのがこのチャネルでは効果的だと思います。
JenniferESL
チャンネル登録者数 667,639 人
300以上の英会話レッスンを収録した動画が集められているチャネルです。このチャネルの良いところは、テーマ別プレイリストがきれいに整理されているところです。lessons for beginners、lessons to improve your writing in English、lessons on grammarなどテーマ別のプレイリストを選択するとプレイリストにテーマに沿った動画が整理されています。
コンテンツの中身も、文法の動画では教科書的な定義ではなく日々の生活の中で使われている生きた英語文法を紹介するなど、プラクティカルな英語コンテンツになっています。