英語ライティング上達:アメリカ脚本家のポッドキャスト

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ビジネスで困らないライティング・スキルを身に着けたいという方も、自分が好きな英文のスタイルというのは念頭にあった方が上達が早いのではないかと思います。ポール・オースターのニューヨーク3部作のような複雑なレイヤーを持った世界を魅力的に書ける能力に憧れるひともいれば、著名なCEOが出すレターを理想とする方もいると思います。今回は、そんな理想型のひとつとして、ハリウッドの脚本家に学ぶ方法を紹介します。

映画の脚本

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脚本家@ハリウッドというストーリーテラー

プラクティカルな英文ライティングの極北のひとつとして、ハリウッド映画・テレビ番組の脚本家という存在があります。古典からスラングまで幅広い設定にわたった文章を書く専門家です。加えて、ハリウッドの脚本は何度も書き直しがされることで有名です。映画によっては30名以上の脚本家が書き換えをしながら、映画会社が投資をするに値する内容へ編集を進めます。

映画ファンやハリウッド内部からも、映画やテレビ番組などへの情熱のない映画会社やテレビ局幹部という投資家が判断するため、面白いスクリプトが減っているという批判はあるようですが、プロジェクトやプロセスとしてはとても参考になる仕組みです。

恋愛映画、Sci-Fiフィルム、ソープオペラ、ノンフィクションのドキュメンタリーなどコンテンツのジャンルによってそもそもスクリプトの書き方は違うと思います。ただし、基礎的なストーリーテリングという手法についてはどのフォーマットであってもかわりません。

さらにストーリーテリングの専門家たちが、それぞれのジャンルごとに語っていくアイディアの作り方、書き方、まとめかたなどは参考になります。

1回クライアントとのアイディア出しのセッションに脚本家のチームに参加してもらったプロジェクトに関わったことがあります。コマーシャルで必要な要件を理解しつつ、ターゲットとなる消費者にウケることを探して表現していくのは面白い体験でした。

脚本家のテクニックをうまくビジネスや英文ライティングに取り入れたいですね。

脚本家を知るポッドキャスト5選

日本ではすっかり下火になりなくなったポッドキャストですが、アメリカでは未だにアクティブで、様々なジャンルのポッドキャストが提供されています。

On the Page

https://www.onthepage.tv/on-the-page-podcast/

脚本コンサルタントのピラー・アレサンドラが週に1回アップロードしているポッドキャストです。監督、脚本家などを招いて彼らの仕事についてインタビューしたポッドキャストです。

テレビ番組や映画の脚本を作るにあたっての方法、苦労すること、学んだ方法などを紹介しています。テレビゲームの脚本、ネットワーキングなど幅広いテーマがカバーされています。

脚本を書くにあたって文章から始めるのではなく、ストーリーボードでビジュアル化からスタートする方法を紹介する回があったりと、具体的な手法も参考になります。同時に、英語でインタビューする方法も参考になります。

Sam & Jim Go to Hollywood

samandjimgotohollywood.libsyn.com

サムとジムはレストランのオーナーとして成功したのですが、ハリウッドで脚本家になろう!と思い立って実際にLAに転居。いままでの世界とは違った世界を目の前に悪戦苦闘する様子をアップデートするポッドキャストです。

すでにチャレンジは大きな成功を収めてサムとジムはメジャーなテレビ番組に関わっているようですが、2005年にスタートして最初の3年間の悪戦苦闘は、相手に合わせた言い方・書き方・アプローチの仕方なども含めて非常に参考になります。

というのと、真面目な解説風のポッドキャストより面白いです。

Scriptnotes

Scriptnotes | johnaugust.com
A podcast on screenwriting and things that are interesting to screenwriters hosted by screenwriters John August and Craig Mazin.

脚本家のジョン・オーガストのポッドキャストサイトです。ジョン・オーガストは、チャーリーズ・エンジェル、チャーリーのチョコレート工場やハングオーバーやスケアリーシリーズに関わっている脚本家です。

脚本家が違うタイプのメディアにあわせて、どう文章の書き方を変えているのかなどスクリプトライティングに関しての議論や、なぜ音楽の世界より映画はうまくデジタル化したのかなどビジネストレンドまで幅広くカバーしています。

現代と過去の脚本の違いのストーリーなども参考になります。昔の脚本はまさしく小説のように書かれていた。現代の脚本は短く、ポイントのみを書き示したものになっている。そして、お偉方から演者まで幅広いオーディエンスが脚本を読む際に、スローダウンしないように物語を進める要素以外はすべて注意深く削除して書かれている、ただし詳細で壮大なバックグラウンドストーリーや設定は別途作っておく・・など。

ライティングなのにポッドキャスト?

英文ライティングの上達のために、ポッドキャストを紹介するというのは迂遠な話に聞こえるかもしれません。上達のためには書くというアウトプットするプロセスですが、アウトプットするためにはインプットをしなければならないです。

そして、ポッドキャストはライティングができない環境で機能する学習方法です。通勤の途中、犬の散歩、週末の掃除などのタイミングに気軽なカリフォルニアな英語を聞き流しておけます。

耳だけでなく、映像も見れる時間があるのであればTEDにも脚本家のスピーチが数多くあります。たとえば、トイ・ストーリーの脚本家がストーリーテリングについて語っています。

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