2019年、投資・資産運用に読むべき本

おすすめの本

投資をはじめる、イギリスのEU離脱・米中貿易戦争など不確定要素の広がる中で投資手法を見直す、ポートフォリオを見直すなどどのステージであっても先人の知恵と現在のトレンドや今後の予想についての理解は役立ちます。

また、個別株・不動産・資源・投資信託などどのアセットでも日本だけでなくアメリカの個別株、グローバルファンドや新興国ファンドなど世界中の情勢を理解することが必要です。2019年におすすめする投資に関わる本を紹介します。英語で読む・書くのレベルアップを目指していて投資に興味がある方は、ぜひ原著を読んでみてください。

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2019年に読むべき本

エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか

長い題名の本ですが、原題も長く””Angel: How to Invest in Technology Startups―Timeless Advice from an Angel Investor Who Turned $100,000 into $100,000,000,”と、シリコンバレーでスタートアップ専門の投資家であるジェイソン・カラカニスが2017年に上梓した本です。

エンジェルインベスターと言われるスタートアップ向けの投資家がどのように考えて投資をしているのかを記述しており、新しいテクノロジー、サービスなどをどのように評価するのか理解することができます。人工知能、IoT、ゲノムなど新領域にどのようにアプローチするのか考えるために効果的な本です。

トビアスが教える投資ガイドブック ― 賢いお金の使い方、貯め方、増やし方 

1970年代からアメリカで愛読されている投資の入門書、原題はThe Only Investment Guide You’ll Ever Needです。投資だけでなく節約、保険、不動産などお金の使い方と資産形成についてのガイドブックです。

ただ、あまりに古いので流石に・・という内容だったのですが、原著は2016年にアップデートされて最新の経済状況やトレンドを反映したものになっています。Easy-To-Understandを目標に書かれたこともあり、それほど難しい本ではないので原著でぜひ読んでみてください。

PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則

レイ・ダリオの”Principles: Life and Work”は、1975年にアパートの1室でヘッジファンドを立ち上げて、40年後にはFortune誌がアメリカのもっとも重要な企業のひとつとして選出されるまで育て上げた人物の自伝+教訓です。読書家で有名なビルゲイツも推奨している1冊です。600ページを超える中に、自然との向き合い、心理学、失敗と意思決定の方法などレイ・ダリオがこれまでに学んだことを網羅的に紹介しています。

2017年に発売されNew York Timeのベストセラーになり、邦訳が2019年に発売されました。ビジネス、投資、人間関係など、日々の生活にどう向き合うのか深く考えさせる内容となっています。特に第2章の、目標を実現するための原則という部分は、5つのステップで整理されており、原則どおりにやれば上手くいきそうだと信じられる内容です。ただ、情熱を維持するなど実際に継続するのはかなり難しいです。第3章はそれを組織に拡大する方法と、個人の投資だけでなく、その考え方を会社やマネージメントへも拡大できるため、とても理解しやすいです。

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜

原題は”One Up On Wall Street: How To Use What You Already Know To Make Money In The Market”と、一般投資家が機関投資家に勝つために日常の発見をどう活用するのかを説いた本です。

スーパーマーケットで棚から大きくなくなっている人気商品、行列のできているお店といった内容から、機関投資家が数字から発見する前にリアル・ライフで起きていることを元に投資するチャンスを発見するという方法が説明されています。1989年に出版され、2000年にアップデートされています。

わかりやすく株式投資やどのように数値を見るべきなのか語られるため、個別株の投資に興味がある方向けの本です。

バフェットからの手紙 第4版

原題”The Essays of Warren Buffett: Lessons for Corporate America” は、2015年に上梓された投資の神様、オマハの賢人と言われるウォーレン・バフェットの書いた投資家向けのレターをまとめたものです。企業の価値というものをど把握するのか、投資だけでなく経営者がどのように企業の数字を見ているのか理解できる本です。

基本的な会計・経営学の知識のある方や、ある程度投資をしている方で、今後の不確定な未来について考えている方に最適だと思います。内容については以下のエントリーも参考にしてください。