地方創生は直接海外にアクセスすれば良いのに

田んぼ プレゼンテーション
Nepalese farmer's take out the grass from the rice field at Chhampi,...
Nepalese farmer's take out the grass from the rice field at Chhampi, Patan, Nepal on Saturday, July 22, 2017.

地方創生コンサルの闇という意識高い大学生の労働搾取に、講演会ビジネスという話が盛り上がっています。

 

何なんだよお前ら!!!!

意識高い旧帝大や駅弁の建築系や都市計画系、経済系、デザイン系の学生をインターンと称して集めて、無給労働させてるだけじぇねえかよ!!!!!!!

有名なNPOから派遣された学生インターンが、10名中9人が途中で離脱するって、どんだけブラックなんだよ!!!!

地方創生とか、地方再生とか、公民連携とか、地域活性化とかお前ら言ってんのに、街が幸せになるまえに、中で働いている人間が無給で働かされて次々に不幸になってるだろうが!!!

地方創生コンサルの闇
何なんだよお前ら!!!!意識高い旧帝大や駅弁の建築系や都市計画系、経済系、デザイン系の学生をインターンと称して集めて、無給労働させて…

 

外資系にいると、インバウンドを意識した地方創生やプロモーションについての相談や問い合わせがそこそこ来ます。4000万人の訪日客増加を観光局が打ち上げ、それに合わせて地方公共団体が地元プロモーションを予算化、ただし、なにをすれば良いのかわからない。外国人の目から見た地元の魅力を発見してプロモーションする手伝いをという相談です。

 

予算化の悪夢

そもそも、なにをすればいいのかわからない段階でどう予算化したのかと聞くと、いろいろなコンサルが入り込んでいる場合が多く、ターゲットはアジアか欧米富裕層に決まっていて、ターゲットの地域で行う旅行イベントにブースを出店して、そのイベントに職員とコンサルがベタ付きで行くこと(!)は決まっていると。そして、ブースのオペレーションと、それ以外になにができるのか教えて欲しい、できればデジタルで何かやりたい。ということで、行ってなにするの?と聞いても、現地を感じて独自ブランドの構築と都市計画のための参考にするための訪問とかえってくるのだろうな、と韜晦する羽目になるわけです。

 

どの国をターゲットにするのかは、空港や他の観光地からのアクセスから、ほぼほぼ自動的に決定されるので、選択肢が狭まるので良いとして。日本人に相談して回る体力があるのであれば、ターゲットの国にある流通などと会話しないのかが摩訶不思議でして。

 

カジュアルにコンタクトすることが重要

日本のビジネス慣行では、コールドコールで突然電話することは、あまり有効な方法ではありません。しかるべきルートを通じて紹介、イベントを通じて訪問するなどというのが主流です。顧客やベンダーの紹介も、気軽に行われるのではなく、紹介者が、責任までは持たないものの、信頼関係の上での行動になりますよね。一方で、海外ではもっとカジュアルです。

 

紹介をお願いすれば、知っているところを玉石混合、カジュアルに紹介してくれます。紹介された会社が信頼できるかは、自分の目利きの責任です。紹介者としては、”情報がないよりも良いだろう、いろいろなオプションを提供をするよ”、という程度の気軽さです。紹介された方も、まずは紹介された会社に電話、メールで連絡を取って、ニーズに合うのか確認するということが行われます。

 

例えば、有名なプレミアリーグのサッカーチームのマーケティングチームは、チームのポートフォリオを見ながら、日本企業にも直接チェルシーのマーケティングチームですが、うちにスポンサーしませんか?といった活動を行っています。それぐらい、自分で調べて行動するというのが組み込まれています。

 

ローカルのチャネルとの協業を試行する

地方創生のターゲットが、例えば地元の食で、自分たちの目ではどの商品をプロモートすれば良いのか選定できない、パッケージの妥当性がわからないというのであれば、ターゲットの都市のショッピングモールやスーパーマーケットをリストアップして、公式の電話やメールアドレスに、紹介するブースを出したいとリクエストすると、たとえ英語が拙くとも検討してもらえる場合が多いです。

 

専門家しか来ない旅行イベントで、都市名を出したブースを出しても、ほとんど人は来ません。ブースに人が来ても、話を聞いてくれるだけで、商品を買ってくれるわけでも、フィードバックをくれる訳でもありません。一方で、日本食の紹介として、地元の産品を紹介するブースをショッピングモールやスーパーマーケットに出すと、消費者が話を聞いてくれて、どこに興味を持つのか教えてくれます。3日ほど出店すると、初日に買ってくれたお客さんがフィードバックをくれます、終わった後に流通のバイヤーとミーティングすれば、可能性やパッケージの問題点などを教えてくれます。

 

それぞれの国や地域で有力なショッピングモールやスーパーマーケットは、インターネットで検索すれうば簡単に調べることができますよね。結果、ブースを出すとなっても、流通の持っているブース用のトラスやスペースなどのアリモノ資産にのるだけで済む場合も多いです。

 

ついでに、1日目の様子をパートナーの流通と一緒に確認しながら、ローカルやコミュニテイテレビなどに出演したいからつないでもらえないか頼むと、広報の人が紹介してくれたりします。ネタに困ったローカルのテレビ局は、わざわざ日本から来た危篤な人たちをちょっと紹介してくれます。翌日お店で、テレビ見たという人が来てくれたりします。そんな流れでイランの放送局には出演したことがあります。

 

テーマが「食」でなかったとしても、ホームセンター、ホテル、教育施設など、対応する企業やネットワークは見つかります。

 

最後に

地方再生プロジェクトで、地元の人の協力の元に、あーでもないこーでもないと議論をするよりも、産品が売れるという気づきがあれば、それをトライアルにする、その商品を核にイベントを作る、商品化をクラウドファンディングするなどサステナブルなコンテンツを作ることが具体的に検討することができますよね。

 

コンサルタントの皆様が紹介する国内外のケースというのは、ケーススタディの書き方に書いたように、目立つストーリーだけまとめたものです。

 

実際のプロジェクトは、地道な作業の積み上げです。加えて、手伝ってくれる大学生の人たちも、都会と田舎の日本人で意識の違いに苦しむよりも、売りに行ってみて異文化に苦しんだ方が意味があります。

 

・日本人専門家のコミュニティではない、ローカルのコミュニティにアクセスする

・カジュアルにダメ元で聞いてみる、頼んでみる

・実際に売ってみる、紹介してフォードバックをもらう

・ブランド化などは、ローカルで得たフィードバックを元に行う