アメリカ株への投資で英語に親しむ

投資・資産形成

貯金や生命保険でお金を管理してきた90年代から2000年代に入って株式や投資信託での投資をする機会が増えて、ネットの拡大とともに日本のネット証券からアメリカの個別株を買うことも簡単になってきました。

世界に名だたるグローバル企業が上場するニューヨーク証券取引所、テクノロジー企業の中心のナスダックですが、上位の企業を見ると馴染みのない企業も多いと思います。例えば、SP500というインデックスを構成する企業でも時価総額で並べても15位の携帯大手ベライゾン、21位の石油大手シェブロン、21位のユナイテッド・ヘルスケアグループや運輸大手のユニオン・パシフィックなど馴染みのない企業が並んでいます。

米国株に投資をするに際して、個別株ではなく投資信託やETFなど複数株式で構成された株式を購入するのが簡単ですが、個別株式を通じて企業を知ったり、アメリカやグローバルな産業を英語で理解することも、英語で文化・ビジネスを理解する有効な方法です。

株式関連は一見専門用語が多くて敷居が高いものの、情報の整備や共有が進んでいるので情報量も多く、個別の企業が出している情報、レポートや、解説するサイトも多いので、情報収拾としてはしやすい領域です。そんな米国株式に関する英語での情報源についていくつか紹介してみます。

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マーケット全体像を把握する情報源

JPモルガンのGuide to the Markets

世界最大級の銀行であるJPモルガンが発行する投資に関するマーケット情報サイトがGuide To The Marketdです。四半期ごとに米国・グローバルのマーケット情報が更新され、英語版・日本語版ともに存在します。

Guide to the Markets
The J.P. Morgan Guide to the Markets illustrates a comprehensive array of market and economic histories, trends and statistics through clear charts and graphs.

四半期ごとのEconomic & Market Updateは60ページ以上の読み応えのある内容ですが、10ページ程度にまとめられたパワーポイントや動画での解説があるので、いきなり長文を読む必要はありません。

https://am.jpmorgan.com/us/en/asset-management/gim/adv/insights/economic-overview
Watch J.P. Morgan Asset ManagementChief Global Strategist Dr. David Kelly as he focuses on the most important themes for investors.

2019年4月時点では、以下の10個のポイントがKey Updateとして短いコメントとグラフを使って説明されています。

The U.S. economy heated up in 2018, but should resume a slow and steady pace in 2019

Unemployment continues to fall and wage growth has accelerated

Corporate profits have slowed

Inflation has drifted down

The global economy has slowed, not stalled

The Fed appears to have paused

Careful fixed income positioning is necessary in a changing environment

U.S. equity valuations are near long-term averages

International stocks offer long-term opportunities

Broad diversification and careful portfolio management are required in late cycle

Investopedia

投資に関してのWikipediaとしてスタートしたInvestppediaですが、投資や株式に関しての基礎的な情報や教育コンテンツが充実した情報サイトとなっています。

Investopedia
Investopedia is the world's leading source of financial content on the web, ranging from market news to retirement strategies, investing education to insig...

例えば、EducationというタブにはInvesting 101という初心者向けの投資紹介コンテンツや、S&P500に投資するインデックス・ファンドを基礎として紹介するコンテンツなど、基礎から投資情報を理解していくために体系的な情報が整理されています。S&P500に関するインデックス・ファンドではVanguardが著名ですが、Schwab, Fidelity, T.Roweという3つの商品と、その差などを読むことでアメリカにある商品など大枠としてとらえることができます。

The Street

投資に関する良質な記事を提供するThe Streetは、ジム・クレイマーという元ゴールドマンサックスのトレーダーで、CNBCの投資番組でホストを務めていた方が代表として運営されています。ジム・クレイマーが推奨する株式を買うと損するという話がある程度に毀誉褒貶のある方ではありますが、投資や経済状況、企業に関しての分析などは非常にシュアな記事が掲載されています。

thestreet.com

アップデートをチェックする情報源

Zacks

Zacks Investment Researchは株式や投資信託に関して、様々な記事や推奨情報を参考にしながら自由にポートフォリオを組みながら分析することができるサイトです。推奨株式、業界別の推奨などがまとまっているため、あまり馴染みのない企業やセクターの情報の入り口として利用できます。

Zacks Investment Research: Stock Research, Analysis, & Recommendations
Zacks is the leading investment research firm focusing on stock research, analysis and recommendations. Gain free stock research access to stock picks, stock ...

Seeking Alpha

投資方法サイトとして専門家から個人まで様々なニュースやレポートのアップデートをまとめたサイトです。同じようなサイトとしてThe Motley Foolというサイトもあります。

Stock Market Analysis & Tools for Investors
Join Seeking Alpha, the largest investing community in the world. Get stock market news and analysis, investing ideas, earnings calls, charts and portfolio anal...

トップページに様々な情報がありますが、Analysisというタブで自分の興味あるテーマだけに絞った情報(ETFや配当など)を見ることもできます。アメリカに住んでいないと肌感のないREITなどは、Seeking Alphaでアップデートを見ることである程度動きがわかるようになっていくと思います。

基本となる情報

Yahoo! Finance, CNBC, Forbes, Financial Times, Economist, CNNMoney, The Wall Street Journalなど良質な情報源はたくさんあります。ただし、網羅的な情報が多かったり、専門的な知識があることを前提としているサイトも多いので、自分のレベルにあっているのか確認してください。

BloombergMarket WatchWall Street JournalCNBCCNN MoneyForbes
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