マキタ充電式掃除機を利用して1年レビュー

雑文

約1年前の2018年10月末にマキタ(Makita) 充電式クリーナー 10.8V バッテリー・充電器付 CL108FDSHWと、マキタ(Makita) サイクロンアタッチメント A-67169を購入して1年経過しましたので、現状のレビューを。

電動工具で国内シェア約60%、世界シェア25%という総合電動工具メーカーのマキタが発売しているスティック型クリーナー。その使いやすさとビルや駅の掃除をする清掃業の方にも使われているという実績、比較的お求め安い価格で人気となって、すっかり家庭向けのコードレス・クリーナーの選択肢としても定着してきました。

集じん機シリーズ
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購入した商品

業務用のメーカーなので掃除機一つとっても30種類を超える豊富なラインナップがあり、バッテリーの内蔵・外付け、スイッチなど選択肢がありますが、購入したCL108FDSHWは以下のスペックで、お値段は13,000円程度だったかと思います。

  • バッテリー:外付け10.8V
  • スイッチ:ワンタッチタイプ(ボタンで電源を入れて強弱切り替え可能)
  • 集じん方式:カプセルタイプの集じん(紙パックではない方)

これに、サイクロンアタッチメントというサイクロン方式になる後付けパーツをつけて利用しています。サイクロン方式に期待するというよりも、本体を開けるなど操作しなくてもゴミ捨てができるので、楽になるという部分で購入しました。

ちなみに、3階建の一軒家で犬がうろうろしている家なので、そこそこの広さでそこそこ汚れます。ほこりや大きなゴミは犬がまとめていってくれるので、犬の毛対応と犬のいないキッチンや部屋のほこりが主な用途として使っています。

集塵力・吸引力レビュー

マキタにする前はダイソンを利用していましたが、ダイソンは床に密着している分に良いのですが、隙間などに犬の毛が落ちていて少し距離があったりとするとまったく吸ってくれないという状態でした。

マキタは段差・隙間もパワー強にすればがんがん吸ってくれますし、犬がかじってできた木屑やスポンジなど少々大きめのゴミも問答無用で吸い込んでいきます。

マキタのノズルはとってもシンプルなもので、他のメーカーのモーターのついたものなどに比べると絨毯などでの使用感は少し心配でした。マキタの絨毯用ノズルというものも売っているのでまず使ってみて足りなければ買おうと思いましたが、そのままで十分綺麗になります。

ゴミ捨てレビュー

通常は本体を開けてカプセルからゴミを捨てるのですが、サイクロンアタッチメントをつけているので、ゴミコンテナを開けゴミ箱にひっくり返すだけでいいので簡単ですし手も汚れません。1年経ってもラッチは非常にしっかりしていて問題なし。

少量の場合はいいのですが、大量のゴミを吸引するとサイクロンの上部に髪の毛などがからまっていくことで、ゴミコンテナをすてるだけでなくサイクロンアタッチメントからゴミを取る必要があります。ゴミ捨ての手間はないので、あまりため込まずに捨てていけばストレスなく利用できます。

バッテリー・連続駆動レビュー

1年経過しましたがバッテリーにはまったく問題なく元気に動いています。とはいえ、他の商品が30分連続と言っているとに比べると10分程度なのでそれで大丈夫なのか?とは思いつつ利用してきました。結論としては、問題なし。

週末にざっと階段・リビングやトイレ・脱衣所をきれいにするには10-15分程度なので十分な時間動いてくれます。それ以外は、平日にちょっと気づいた時に2~3分利用して金曜日の夜にバッテリーを充電器に刺しておくという利用方法でした。これで、連続駆動時間で問題になることはほぼありませんでした。

ただし、年末の大掃除で家中を一気に掃除する時にパワー強で利用していると、掃除の間に1回充電が必要でした。ただ、その時間に掃除機で綺麗にした部分に拭き掃除をするなどしていたのでそれほど気になりませんでした。

毎回週末に一気に家中を掃除する習慣のある人は、18Vのバッテリーのモデルは20−40分使えるとのことなのでそちらを購入するか、10.8Vのバッテリーを2つにするなどで対応できます。

とはいえ、ダイソンなどは充電時間が5時間などかかるのにたいして、マキタの充電時間は20分程度なので、少し待っていればまた使えます。通常の生活をしていれば1つで十分だと思います。

フィルター・ゴミカプセル

ゴミはサイクロンアタッチメントのダストコンテナに入っていくので、カプセルは通常開きませんし、使いません。3-4ヶ月程度の一度開いて確認していますが、それほど汚れていることはありませんでした。玄関の細かい砂を掃除した際には流石にゴミカプセルに細かな砂がたまっていて掃除をしました。

特に問題なく使っていたのですが、大量のカビを吸い込むことになってしまいカプセルがカビだらけに。このまま放置するのも危険だし、殺菌のための熱で形が変わってしまうのもいやだしということで、高性能ダストパックを購入しました。あまり前後での使用感に違いはありませんでした。屋外の砂や細かい鉄粉などハードな利用方法でない、通常の家庭であれば標準のままで十分なのではと。

駆動音

それほど静かではないです。1分ほど夜の早い時間に使ったりや10分ほど週末に使っても問題ないレベルです。うちの犬はまったく気にならないようで、遊んでーと来るか、無視して寝てるかで怖がるレベルの騒音ではありません。

掃除機たて

山崎実業のクリーナースタンド スティッククリーナースタンドを購入して使っています。クリーナースタンドはいろいろな会社からでてますので、気に入ったデザインのものを選べます。

ダイソンは目に痛い色がついているので視覚的に邪魔で、物置の中に置いていました。マキタの掃除機は白色で主張をするものでもないので、掃除機たてで棚の横に出しっぱなしに。結果、ちょっとした時にも掃除機で掃除するようになりました。

マキタの掃除機は手元にバッテリーを挿入するタイプで、バッテリーの重さもそれなりにあるので、かなり上の方に重心があります。ある程度しっかり支えてくれるタイプでないと、バランスが取れなくて倒れるという心配があります。山崎実業のスタンドは、シンプルですがバッテリーをつけたままでも倒れることはなく。必要十分をしっかり果たしてくれています。

悪い部分:マキタの沼

10.8Vのスライド式充電システムはよくできており、充電の状態やバッテリーの健康管理もしっかりしてくれる非常のよいものです。

結果として、コードレス掃除機購入後、同じバッテリーを使えるインパクトドライバとレシプロソーを購入するという結果に・・。すっかり囲い込まれてマキタの沼に沈んでしまっています。

まとめ

1年利用して全く問題ない、ダイソンから切り替えてよかった!という評価です。ポイントは、サイクロンアタッチメントは必須、部屋に出しっぱなしにするという使い方でしょうか。軽さとあいまってちょこちょこ掃除するライフスタイルになります。

  • 値段安い、充電早い、圧倒的に軽い
  • 部屋数が多くても10.8Vで十分
  • 犬、絨毯も問題なし
  • マキタの沼に注意