イギリスで砂糖税が社会に与えたインパクト

Coke is subject to sugar tax雑文

肥満と戦う最適の方法は税金かもしれませんというお話です。

英国では砂糖を使った飲み物値段が新たに導入された砂糖税によって上がりました。砂糖税は2016年3月に交付されて2018年から適用が開始され4月に入り導入後3ヶ月を超えたタイミングです。しかし、すでに大きな変化が起きています。コカコーラのような古き良きレシピを守って値上げを甘受したブランドもあります。一方、英国で飲料を発売する企業の50%が砂糖税の対象にならないようにレシピや含有物、甘味料を変えたと報告されています。

このように税金の目的は税収の拡大ではなく、拡大を続ける肥満への国レベルでの対応を促すための施策として使われています。英国パブリックヘルスケア担当大臣は「英国の10代は1年間にバスタブ1杯分の砂糖を口にしている、ヘルスケアのシステムを守るには肥満との戦いが必要」と語っています。

2016年の段階では英国政府は砂糖税の税収を約800億円と試算していました。しかし、企業が砂糖の使用を控えたことで360億円程度まで減ったそうです。しかし、それでもより栄養素豊富な食事、適度な運動がヘルスケアシステムを維持するためには必要と英国政府は考えおり、対象となる砂糖含有量の低下、別の税金による内容物の変化などを検討しているとのこと。